by 還暦爺
地中海で豪華客船コスタ・コンコルディア号(乗客乗員約4200人)が座礁して転覆。多くの怪我人と行方不明者が出ているようです。
豪華客船の遭難事故と言えば有名なのがタイタニック号。映画にもなりましたが、氷山が流れてくる北大西洋を夜間猛スピードで航行し、氷山と接触して沈没。「タイタニック号は不沈艦である」という過信は、日本の原発の「想定外はあり得ない」という奢り高ぶったリスク管理をほうふつとさせます。
でも今回の事故は「海岸線から100~300メートルの距離があり岩礁に対する注意義務は問題はなかった」なんて言ってますが、これはもう無茶苦茶でしょう。写真で見たって陸地から100メートルも離れていないようなところで転覆している。それに完全に横倒しになっているということはかなり水深が浅いところだ。
全長が300メートル近くある巨大船がこれほど岸近くを航海することは考えられませんね。事故を起こした船長は、乗客より先に避難したといわれてますが、これじゃまるで素人です。