カテゴリ:ご意見・感想

高齢者の犯罪

《BY 老師》

高齢化社会といわれて久しい。恐ろしいことに犯罪年齢も高齢化している。誰がこんなことを予想したでしょう。
8月19日の愛媛新聞の「事件事故」欄を見ると、
1)75歳男性がミニバイクの73歳女性をひき逃げ容疑。
2)75歳男性が66歳の女性を鎌を持って追いかけ、止めようとした75歳の男性に暴力
3)75歳男性がスーパーで缶ビールなど5点(1972円)窃盗

なんですかこれ、高齢者ばかりじゃないか。

もし75歳にもなった老人に、「身に覚えが無い」といわれたらどうなるんでしょうか?
認知症の検査でもするんでしょうか?
故意に認知症のふりをされたら証明できるのかな?

私は何より「高齢者が犯罪を犯す」というそのことに違和感を感じるのです。
それもかつては考えられなかったような粗暴犯。しかも体力がないものだから刃物を持ち出す。
まるで悪い夢を見ているみたいで、生身の人間に見えない。
マリオネットかカリカチュアを見ているような気がします。

原因はおそらく、
地域社会の崩壊、高齢者の存在価値の喪失、高齢者の貧困状態
と言うところでしょうか。日本社会が壊れてしまいそうで不安です。



中国企業が「北朝鮮への投資は悪夢」

≪BY 老師≫

思わず「にんまり」してしまうニュースです。
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2012年8月16日、中国東北部最大の民営企業、西洋集団(遼寧省)が北朝鮮で2億4000万元(約30億円)もの巨費を投じて進めていた鉄鉱石プロ ジェクトが突然、中止に追い込まれていた。同社は中国版ツイッターで「北朝鮮への投資は悪夢」

「北朝鮮への投資の悪夢」と題した6000字にも及ぶ文章によると、同社は北朝鮮で 2007年から2011年の4年間に計2億4000万元を超える巨費を投じ、採掘場や選鉱場などを建設。

ようやく軌道に乗り始めた矢 先。北朝鮮側の態度が一変し、借地料や工業用水代の値上げを含む16項目に及ぶ「契約の修正」を突き付けられ、選鉱場は操業がストップ。

両者の出資比率は中国側が75%、北朝鮮側が25%。50年の契約を結んでいた。「北朝鮮側は技術を習得し、自分たちだけでやっていけるという自信がついたのではないか。それで、我々が邪魔になったのだろう」と西洋集団側は語る。

だ が、西洋集団側も投資が一銭も回収できないままでは終われない。現地の中国大使館などに助けを求め、交渉を続けた結果、今年4月になり、北朝鮮側の合弁 パートナーである嶺峰連合会社が西洋集団側に3124万ドル(約24億円)支払うことで合意した。だが、いまだに一銭の支払いもないまま、電話とファクス 以外での接触を拒まれている状態だという。
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ね、日本企業がさんざん中国にやられた手口を、今度は中国が北朝鮮にやられてる。
こういうのを「因果応報」というのですね。
それにしても日本人は真面目だなあ。好きですよ。



政府があてにならないから自衛隊を?

≪BY KEI≫

なんかおかしな話が伝わってくる。
沖縄・与那国町の地方議員が「政府があてにならないから自衛隊を配備してくれ」!?

【 産経ニュース 2012.8.17 10:27 [尖閣諸島問題] 】から

尖閣諸島・魚釣島に香港の活動家が不法上陸した事件で、むざむざと上陸を許した日本政府に対し、尖閣諸島への自衛隊配備を求める声が沖縄の地方議員らの間で高まっている。
根底には、政府には国防を任せておけないという沖縄特有の強い不信感がある。それを象徴しているのが与那国町への陸上自衛隊配備問題だ。
自衛隊誘致の賛否を問う住民投票の実施をめぐって、町は真っ二つに対立。

その原因について、賛成派の一人は「地元住民の大半は賛成。分裂する背景には政府の優柔不断さがある」

複数の関係者によると、同町を訪れた政府首脳は賛成派との面談では「一緒に頑張りましょう」と笑みを見せ、反対派との会合では「皆さんの気持ちは民意として理解しています」。結果、両者に空手形を切り、町へは「とにかく賛成でまとめてほしい」と“丸投げ”というのが実情だそうだ。

「今回の暴挙は断じて許せない」と怒りをあらわにする元保守系地方議員は「森本(敏)防衛相は『尖閣への自衛隊出動はありうる』としているが、自衛隊を配備するほか日本を守る手だてはない」と語気を強める。

また、ある地方議員は「国防問題は政府の専管事項だが、難解な懸案事項はわれわれに押し付けてくる」とし、「もし、同時期に韓国が竹島を、ロシアが北方領土を、中国が尖閣を狙ってきたら、政府は全く手を打てないだろう」と断じた。

米軍と沖縄県民のはざまに立ち、普天間飛行場の移設問題やオスプレイ配備問題など山積する問題を解決できず右往左往するばかりの政府。その間に中国や韓国、ロシアに外堀を埋められてしまうことを憂える沖縄県民も結構多いのである。(那覇支局長 宮本雅史)
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というのだが、「政府があてにならないから自衛隊を配備してくれ」という要請はどう見ても無理筋。一体誰に要請するの?
誰が考えても自衛隊が勝手に「与那国町に行きます」なんて言えるわけがない。

まあ与那国町を訪問した政府関係者が誰か知らないが、その議員に対する当てつけのようなもので、ちょっといただけない。
住民の大半が自衛隊配備に賛成なら、その投票結果を持って政府に要請すればいい。
いや与那国町だけではない。これだけきな臭い尖閣に「自衛隊配備を」という声が上がらないのがおかしい。

沖縄は米軍基地があるおかげで、左翼活動家の格好の的になって、島の外から活動家が押し寄せ、さも島民全体が米軍基地撤去、普天間基地の辺野古移転反対であるかのようなプロパガンダを繰り返している。
知らない人は「沖縄の人達は日本を離れて中国領にでもなりたいんじゃないか?」と首をかしげそうな勢いである。
だが沖縄の人達は「日本はつぶれたらいい」と思っている極左集団ではない。

確かに綺麗事ばかり言って、日米関係を危うくし、挙句の果て「やっと沖縄に海兵隊が必要なことが判った」といって、この問題をかきまぜ尽くして匙を投げた鳩山のおかげで「政府は信用できない」というのは御尤も。

しかしここは冷静に。住民投票の結果を携え、政府に自衛隊配備を要請しましょう。
抑えて抑えて。
協力して中国に対抗しましょう。より安全で効果的な日米軍事同盟を築きましょう。

 



尖閣再び。竹島よりこちらを先に解決しましょう

≪BY 老師≫

竹島に続き尖閣に香港の活動家が侵入。
台湾の活動家もそうだったが掲げたのは中国の国旗だった。今回も香港といっても中国政府の回しもの。

日本政府はあいまいな決着をしてはならない。断固として国内法で処分すべき。
それが中国に対する礼儀でもある。理を持って主張すべきを主張する。

「恨みの国」韓国よりは「利を求める」中国の方が対応し易い。
海底資源が欲しくて尖閣を奪いにかかった中国だが、実のところ中国は国際世論にも十分な配慮をしている。

日本は竹島と同じく尖閣も国際司法裁判所に提訴すればいい。
中国が何を持ち出そうが日本に理のある勝負。中国も提訴されて自分たちの無茶苦茶な主張が国際世論にさらされるとなれば活動は自粛せざるを得ない。

野田総理、韓国と二正面作戦になるのは避けたいかもしれないが、中・韓の違いを正確に判断し、早期に沈静化可能な中国と話し合いをするべきです。
そのためにも今回の不法侵入に対し日本国内の法律をもって粛々と処分を決定するべきで、超法規的措置で曖昧な態度をとると、返って長期化し中・韓2国が共同歩調をとる可能性が大きいです。

まず多少の軋轢を覚悟して中国と話し合いでこの問題を解決するべきです。
韓国はダメですけどね。変質狂民族。被害妄想ゴリ押し依存国家ですから話し合いはできません。
日本の援助で一流国に仲間入りできるほど成長できたのに、恩をあだで返す民族ですから、それなりに対応しましょう。



韓国は窃盗罪

≪BY 老師≫

韓国大統領が、実効支配している日本領「竹島」に上陸。
で、玄葉外相が国際司法裁判所に提訴することを検討しているが韓国は「審理を受け入れない。」としている。

ここがとってもよく判らないのだが、「自分のものだから審理をうけ受け入れない」で通っちゃうんですよね。つまり訴えても訴えられた方が了承しなけれ審理が始まらない。これは制度的な欠陥でしょう。

そもそも「言い分が違う」から審理する必要が生じるんだから、「片方が受け入れなければ審理しない」なんて、国際司法裁判所というものもずいぶんと間の抜けた話。

盗人が「これは俺のもの。だから裁判する必要はない」で引き下がってたら 「司法」 の看板は掲げられない。
「盗人猛々しい」という言葉は朝鮮半島の為にあるような言葉ですね。

韓国は「審理したら自分たちが今までいってきたことが全てうそであることがばれる」 から受けられないだけです。
これは一昔前なら当然「戦争」です。
それを防ぐために国際司法裁判所があるんだから、日本は訴えてしっかりと世界中にアピールしましょう。

そうだ、「従軍慰安婦の問題」も世界中にアピールしましょう。

 



男子サッカー敗れる

≪BY パックマン≫

男子サッカー敗れはしましたが、日本サッカー界の将来は明るいです。
メキシコ戦でも最初に挙げた得点は芸術的だった。日本チームの底力の一端を見せた。あの時ピッチに立つ選手たちは実に堂々と逞しく見えた。
だが逆にあの一点が、「メキシコ組易し」という空気を生み、その後の闘いが受け身になってしまった。
残念ながら「横綱相撲を取る」そこまでの圧倒的力の差はまだない。

男子サッカーのレベルは世界レベルに達している。勝敗は時の運だが、日本チームの問題は心の問題でしょう。
今後の活躍を期待します。



「月光の夏」 毛利恒之著(講談社)

≪BY WEBラジオ≫

特攻隊。
追い詰められた軍部の生んだこの作戦は、制空権を失った状況では確たる成果を上げることはできなかった。
にもかかわらず、軍部の狂気は多くの若者に「自ら死を選ぶ」という過酷な選択を強いた。
彼らは「家族を守り国を守るためにはこれ以外の方法はない」と教えられ且つ自らに言い聞かせ運命を享受した。

その若い特攻隊員二人が出撃間際、「最後に愛したピアノを弾きたい」と数少ないピアノのある小学校を訪ね、ピアノを弾かせてくれと頼んだ。
快く引き受けた若い女性の音楽教師と子供達とを前に、彼らはベートーベンのピアノソナタ「月光」を弾き、束の間の交流を持った。

45年後、音楽教師はそのピアノが廃棄されると聞いた時、はじめてその話を打ち明けピアノを壊さないように頼んだ。
ところが、その話がラジオで取り上げられ大きな反響を呼び話題となり、、マスコミは「特攻隊員は誰だったのか」調べようとしたことから色々な人間模様が浮かび上がってくる。

一人は死に、一人は機体の故障で生きていた。
だが生きていたがゆえに彼の置かれた過酷な状況が浮かび上がってくる。

一見ささいな物語であるこの物語は、限りなくノンフィクションに近いものだろう。
作り物ではない何の変哲もなさが返って事実であることを証明している。

戦後一部の人が手のひらを返したように「戦争は悪である」「日本をダメにした軍部は一般人の敵であった」などと正義を振りかざしているが、この書はそのようなこともなく、ましてや戦争を美化することもない。等しく平凡な人として生まれながら、時代に翻弄された哀しみのみが積み重なってゆく。
多くの特攻隊員が残した遺言に涙しないものはいないだろう。感謝や平静を装った行間から哀しみがあふれている。
読む者は「二度と戦争は起こしてはならない」と誓いを新たにするだろう。

戦後の価値観で、声高に正義を振りかざし、同胞を責め、それ以上に事実をねじ曲げてまで日本人を貶めるあざとさはここにはない。

戦争は善悪では無かった。善悪は人間のつくるルールである。
後世の基準から見れば愚かしいものであっても、かつては外交の一手段としか見ていなかった。
戦争を悪と考え始めたのは、原水爆という大量破壊兵器が開発された後であり、そして今なお善悪の定まらぬものである。
現に世界中で、覇権や領土を争う地域紛争や宗教対立による弾圧や紛争は絶えない。世界中の誰一人戦争は絶対悪としてなくすべきだと言いきれない。なぜなら国連においてさえ、自国の利害の元、戦争を絶対悪として糾弾できる国が無いのを見ればよくわかる。未だ戦争は善悪ではない。

「生命」以外に価値を見いだせない現代社会において、死は無価値・敗北であるがゆえに悪とみなす者が多い。
しかしそれでは、「死を選ぶしかなかった特攻隊員はかわいそう」、「死を強いた上官は酷い人悪人」という薄っぺらな決め付けしか残らない。

戦争は善悪ではないが、多くの哀しみを生む。多くの人に悲惨な人生を強いる。それは事実である。無い方がよいに決まっている。

死を目前にして「ピアノを弾きたい」と願う特攻隊員。
その姿を心に抱き続けた音楽教師。
生き残って過酷な軍部の仕打ちに耐え静かに悲しみの余勢を送ったもう一人の特攻隊員。
この人達がみな「かわいそうな」だけの人なのか?
はかなくも美しく、雄々しくも哀しい、そして喜びも悲しみも知るごく普通の人達であると認めることが必要なのではないだろうか。

この物語の登場人物達の哀しみは深い。しかし正邪・善悪を超えて懸命に美しい人生である。
この本は、道半ばに逝く者達の人生が無意味でなかったことを、そして限りなく哀しくも人間的であったことを語っているのだろう。
過酷な戦争時代の青春群像は、「月光」のように静かに「如何に生きているのか?」と問いかけている。



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