このところアメリカで黒人への人種差別が拡大している。
TVで、一般人がスマホで撮影した
「警察官が逃亡する黒人を背後から銃を乱射して射殺し、死体のそばに『スタンガン』を放り投げる」映像が流された。
この警官は「犯人にスタンガンを奪われて襲われそうになったので射殺した」と報告したそうであるが、まさかこっそり撮影されているとは夢にも思わなかったのだろう。
黒人に対する差別はこの件だけにとどまらず、今日とうとう米国ボルチモアで黒人による暴動まで発展してしまった。
今回も警察がらみで、黒人男性が死亡したことから問題になった。
「死亡した黒人男性は12日、警察の職務質問を振り切ろうとして拘束され、刃物を隠し持っていたことで逮捕された。連行中の警察車両内で脊椎損傷の重傷を負い、19日に死亡した」
というものらしい。
だが何とも解せないのが、
「米国初の黒人大統領がえらばれてから後黒人に対する差別が拡大しているように見える」ことである。
米国民は偉大な選択をしたのではなかったのか?
オバマ氏を大統領に選んだ米国は、
黒人も白人も過去の恩讐と過ちを克服したのではなかったのか?
一体米国内で何が起こっているのだろう?
黒人大統領・オバマ氏への失望が差別の引き金になっているのか?
日本も危ういのだが、米国の白人社会も、特定の一部の国に蔓延する『自己嫌悪と被害者』に感染しつつあるのか?
まさかアジアの台頭の裏で、『白人優位主義』というかつての馬鹿げた思想が復活しつつあるのか?
この馬鹿げた事件で、なぜ黒人であるオバマ大統領は明確な指針を示せないのだろう?
このままでは歴史上もっとも愚かな大統領という不名誉な称号を贈られるかもしれない。
日本の民主党時代の総理、韓国の歴代大統領(特に現大統領)、中国の主席たち。
愚かな指導者は国を滅ぼす!
今回、日本の安倍総理を招いて米国上下両院合同会議で講演を求めたのも、そのような背景があってのことではないでしょうか。