1月13日付けの愛媛新聞に「海外識者の目」と題して日中韓の問題を論評している。
第1回『と書いてるのでこれから何回か続くのだろう。日本人はよく目を見開いて騙されぬよう眉に唾してみなければならない。
今回の識者は米コロンビア大学教授ジェラルド・カーティス氏。
まあこれまで共同通信社が探し出してきた学識者の中では『まともな歴史研究者』なのだろう。
『現状分析』という意味ではまあまあ妥当・穏当な論調であるが、それでも根本的な認識の齟齬がある。
共同通信社が彼を選んだ理由はそこにあるのだろう。
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///___カーティス氏は次のように言う。
「各民族には誇ることのできない負の歴史がある」
「米国人はベトナム戦争やインディアン虐殺・黒人差別を誇れない。だが今学校で教えている。歴史を直視し記憶を次代に継承する重要性がっ強くなった。」
「日本はこの点で遅れている。」
『自分が誇れない過去を認めることにプライドを持とう』
「これが私の日本への助言だ」___///
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まあ共同通信の配信記事だから、カーティス氏が本当にこのようにいったのかどうかはあてにはならぬ。
これまで散々、自分たちの都合のよい部分だけを切り取って「海外の主張」とやってきた日本のマスコミである。
ご都合主義の塊のような彼らを信じるつもりはない。
ただカーティス氏の論評にはどうしても一番肝心な部分についてのコメントがないのである。これが本当にないのか、マスコミが恣意的に隠蔽したのか知りたいところだ?
『誇れない過去を認めることにプライドを持とう』
彼の言う「誇れない過去を認める」ことはできる。だがそれにプライドは持てというのは無理。プライドは持てなくとも反省の上に新たな歴史を築くことはできる。
これは日本が戦後立派に成し遂げてきた道だと思う。
だからこの意見は日本に対して批判や指針となり得るものではない。
彼の言わんとするところは実は中国・韓国となんら変わるところがない。
彼の歴史認識は中国・韓国のそれをそのまま真実と受け止めているのだろう。日本に来てもう少し歴史を学ばなければこの問題のまともな答えは出てくるまい。
残念ながらカーティス氏は、いま日中韓で問題になっている『歴史認識問題』の本質は実は『歴史認識』ではないということに気が付いていない。
日本人が主張しているのは、歴史の『認識』ではなく、歴史の『捏造』を問題にしているのである。
中・韓の主張する『歴史認識問題』は、世界中で中国と朝鮮半島だけが行っている
『日本に対する苛め・侮蔑・レイシズム』
であってそのレイシズムのために
『歴史認識をねつ造し利用している』
日本はこの点を問題視しているのであり、この日本の反論にさらなる捏造で押し返そうとする
「人の話を聞かない中国・韓国の度を越した無礼」に対するたいする
『長年の努力を一顧だにしない中韓への嫌悪感』
を禁じ得ないのである。
『歴史認識ではない歴史ねつ造』に
日本人は抗議しているのであって、この点を研究しない海外の有識者の日本への忠告は中韓に買収されたものに違いなく、日中韓の問題の解決には何の役も立たない。
今回のカーティス氏の論評でも、この歴史の『真実か?ねつ造か?』という点について言及は一切なされていない。
ただし彼の意図なのか共同通信の編集なのか知る由もないのだが、このような記事ばかり集めてくる日本のマスコミは何の役にも立たぬ記事で紙面を汚すことに長年恥じることがない。
根本的な問題は
『30万ともいわれる南京大虐殺』、
『日本軍の強制による従軍慰安婦拉致』、
『文化を破壊したという日本の朝鮮統治』、
『生きたまま生体実験をした731部隊』などのの歴史的真実である。
日本は真摯に調査した。だが証拠は何もなかった!
米軍も東京裁判で証拠を探したが証拠はなかった!
カーティス氏にお聞きしたい。
この事実を踏まえてなお「日本に中韓の歴史を認めるプライドを持て」というのか?
アメリカは大東亜戦争末期に日本軍に反撃する力がないことを知りながら、日本の大都市を「逃げ場を与えぬ殲滅目的」の大空襲を繰り返した。
それでも飽き足らず、軍需工場があるというだけで「ヒロシマ」と「ナガサキ」の一般蘇民の頭上に『それぞれ別タイプの原子爆弾の投下実験』を行った。
おそらくまじめな学究の徒で良きアメリカ人の一人であろうカーティス氏よ。
『自分が誇れない過去を認めることにプライドを持とう』などというおざなりな言葉の前に、戦時アメリカの日本人虐殺を思い出して、プライドを持てるか試みられるがよい。
日本に『歴史認識』を問う前に、中国韓国の主張する歴史の事実関係をお調べなさい。
これは日本のマスコミにも同じことをお願いしたい。